●週刊マーベル・ファクト・ファイル 第３２号
マンモンスターはスパイダーマン史に於いては非常に特異なかたちで登場しました。
まず初登場したのは『Spectacular Spider-Man #1』（1968年7月号・画像下左）。そして2年半後の『Amazing Spider-Man #116』（1973年1月号）～『Amazing Spider-Man #118』（1973年3月号・画像下右）では初登場のストーリーをほぼ踏襲（コマもある程度流用）しつつも新たなコマを追加しストーリーを再構築しています。（頁数も52頁から60頁に増量）
２誌の最も異なる点は、スペクタキュラー誌では市長選を行なっているリチャード・ラレーの正体が犯罪の黒幕的存在であるディスラプターであることを始めから明かしているが、アメイジング誌ではマスクを被せて物語の最後になるまでその正体が誰だか読者には分からなくしている点です。
次にスマッシャー（アメイジング誌でキャラ名がマンモンスターから変更）が襲う人物がステーシー警部からロビー・ロバートソンになっていること。
これは『Amazing Spider-Man #90』（1970年11月号）で警部がスパイダーマンの対オクトパス戦に巻き込まれ死亡してしまった為。
そしてスパイダーマンのマスクが『Amazing Spider-Man #113』（1972年10月号）でオクトパスに剥ぎ取られているので、アメイジング誌の冒頭ではコスチューム･ショップで入手したマスクになっている（目の部分が開いている）。
ファクトファイルによればアメイジング誌の方が正史になっており、オリジナルであるスペクタキュラー誌での出来事はなかったことになってしまっているようです。
【CONTENTS】
●アベンジャーズ
①ＡＲ-０５ アベンジャーズ 人間界に生きる半神/
アベンジャーズ 創設メンバーと「現」メンバーが集結！
②ＨＰ-０１ ハンク・ピム アントマン
⑤ＩＡ－０１ アイアンマン 兵器庫
●Ｘ－メン
②ＢＥ－０１ ビースト 奇妙な科学
③ＴＯ－０１ モーティマー・トインビー トード
③ＡＡ－０１ アーケードの登場
●ファンタスティック・フォー
②ＭＥ－０１ 王座をもたらす髪 メデューサ
●スパイダーマン
②ＳＬ－０２ シルバーセーブル ワイルド・パック
③ＳＡ－０１ マン・モンスター スマッシャー
●マーベルナイツ
②ＣＤ－０１ ミュータント自警団 クローク＆ダガー
②ＤＦ－０３ フィアレス・ディフェンダーズ
⑤ＢＯ－０１ ブラッドストーン・アミュレット
●コズミック
③ＧＡ－０２ ギャラクタス 史上最大の戦い
●リアルマーベル
②ＭＭ-０１ 作家：マーク・ミラー
【2019年1月22（火）】
●週刊マーベル・ファクト・ファイル 第３１号
画像は『Amazing Spider-Man Annual #2』（1965年）の巻末付録に収録されたもの。
アート：スティーブ・ディッコ。
画像左から、
『Marvel Age Spider-Man #19』（2005年3月号）、
『Amazing Spider-Man #573』（2008年12月号）、
『The Spectacular Spider-Man #215』（1994年8月号）。
アート：バレンタイン・デランドロ
アート：ジョン・ロミータ・ジュニア
アート：サル・バスセマ
【CONTENTS】
●アベンジャーズ
①ＡＲ-０４ アベンジャーズ チームの一員になる/アベンジャーズ 男より危険
②ＡＧ-０１ ＳＨＩＥＬＤ最高のエージェント コールソン
⑤ＡＨ-０１ アントマンのヘルメット
●Ｘ－メン
③ＭＧ-０２ 強さと能力 マグニートー
③ＭＪ-０１ メディア王 モジョー
●ファンタスティック・フォー
②ＢＢ-０１ ブラックボルトの登場
②ＭＲ-０５ リード･リチャーズ ダークレイン
●スパイダーマン
②ＡＵ-０２ メイおばさん アメイジング・ロマンス
③ＳＯ-０１ マクドナルド･ガーガン スコーピオン
●マーベルナイツ
②ＭＴ-０１ テッド・サリス マンシング
③ＤＲ-０２ ドラキュラ 影からの出現
●コズミック
①ＭＭ-０１ マーベルのモンスターたち
②ＡＷ-０２ ソウルマン
●リアルマーベル
②ＢＥ-０１ 作家：ブライアン・マイケル・ベンディス
【2019年1月15（火）】
●週刊マーベル・ファクト・ファイル 第３０号
アートはスティーブ・ディッコ。
『Marvel Master Works The Amazing Spider-Man Vol.3』（2009年発行）より
このあとビートルはＦＦのアニュアル3号（1965年）に登場し、次にアメイジング誌に登場したのは『Amazing Spider-Man #94』（1971年3月号）で、この時ビートルはメイ伯母さんを誘拐しています。
アートはジョン・ロミータ・シニア。
そしてビートルは『Amazing Spider-Man #280』（1986年9月号）でスパイダーマンを倒すという共通の目的をもったヴィランを集め、〝シニスター・シンジケート〟を結成する。
左より、ブーメラン、スピードデーモン、ビートル、ライノ、ハイドロマン。
【CONTENTS】
●アベンジャーズ
①ＡＲ-０３ アベンジャーズ ソーズマンの時代/アベンジャーズ ゴライアスの時代
②ＩＭ-０７ アイアンマン ヒーローの失墜
●Ｘ－メン
②ＰＸ-０１ チャールズ・エグゼビア プロフェッサーＸ
②ＲＬ-０１ ジェニファー・スタブロス ルーレット
③ＳＡ-０２ 強さと能力 セイバートゥース
●ファンタスティック・フォー
②ＨＢ-０１ 下働きロボット ＨＥＲＢＩＥ
②ＴＲ-０１ 海洋性インヒューマン トライトン
●スパイダーマン
③ＢＥ-０１ エイブナー・ジェンキンス ビートル
●マーベルナイツ
②ＰＵ-０４ パニッシャー 戦いの傷跡
④ＨＫ-０１ デアデビルの庭 ヘルズキッチン
●コズミック
①ＣＥ-０１ 裁判官エリシェム
③ＢＹ-０１ 世界の創造者 ビヨンダー
⑤ＳＧ-０１ シーアー定刻 スターゲート
●リアルマーベル
④ＣＤ-０１ エレクトラの死『ＤＡＲＥＤＥＶＩＬ』＃181
ところで、このマーベルファクトファイルも早いもので今号で30号。
いつも購入する書店には何故かいつも1冊だけファクトファイルが置いてあります。
これはきっと自分の為のものだと勝手に解釈して未だに定期購読はしていません。
【2019年1月8日（火）】
●週刊マーベル・ファクト・ファイル 第２９号
画像は『Amazing Spider-Man Annual #1』（1964年）の巻末付録に収録されたもの。（アート・スティーブ・ディッコ）
画像はエリック・ラーセンのアートによるシニスター・シックスが復活するストーリーが連載された『Amazing Spider-Man #334』（1990年アーリー7月号）～『Amazing Spider-Man #339』（1990年レイト9月号）
『Amazing Spider-Man #334』の扉絵より。
『Amazing Spider-Man #337』より。
エレクトロがニューヨークの全電力エネルギーを吸収しようとする、あまりにも無謀なエピソードが収められた３冊によるミニシリーズ。
『Spider-Man #38』（1993年9月号）、『Spider-Man #39』（1993年10月号）、『Spider-Man #40』（1993年11月号）。
上画像5枚はいずれも『Amazing Spider-Man #422』より。
『Amazing Spider-Man #423』より。
またしてもスパイダーマンに敗北したエレクトロは自信を喪失し自殺を図った。
しかし実際には死に切れず後に復活している。
画像上3枚は『Amazing Spider-Man #425』より。
【CONTENTS】
●アベンジャーズ
①ＡＲ-０２ アベンジャーズ 最初の犠牲者/アベンジャーズ 旧体制からの変化
②ＦＡ-０１ サム・ウィルソン ファルコン
●Ｘ－メン
③ＡＰ-０２ 強さと能力 アポカリプス
④ＧＮ-０１ 対立の島 ジェノーシャ
●ファンタスティック・フォー
②ＮＡ-０１ サブマリナー ネイモア
②ＡＨ-０１ アガサ・ハークネス
●スパイダーマン
②ＨＲ-０２ ハリー・オズボーン 困難な時期
③ＥＬ-０１ マックス・ディロン エレクトロ
●マーベルナイツ
②ＳＧ-０１ マスター・オブ・カンフー シャン・チー
③ＣＯ-０１ ドントレル・ハミルトン コックローチ・ハミルトン
●コズミック
②ＮＶ-０１ リチャード・ライダー ノヴァ
⑤ＳＩ-０１ ＳＳイカルス
●リアルマーベル
②ＢＳ-０１ アーティスト：ビル・シンケビッチ
③ＥＣ-０１ キャプテン・アメリカ アメリカン・ヒーロー