Amazing Spider-Man #546
リニューアル号が届きました
メイ伯母さんの命と引き換えに、メフィストの〝魔力〟により歴史は大幅に改変されてしまい、546号より装いも新たにスパイダーマンの新ストーリーが始まりました。
(以下ちょっとネタバレありです)
この546号にはロミータ・ジュニアによる「Brand New Day (人物・背景設定画)」の書き下ろしも見開きで収録されています。この設定だとベノムやカーネイジも誕生していないことになります。
Amazing Spider-Man #545「One More Day」の最終号。
巻末にはメイ伯母さんのプロフィール、スパイダーマン結婚特別号「Amazing Spider-Man Annual #21」の一部が収録されています。
意外にもメフィストとの〝契約〟に断を下したのはピーター・パーカーではなくMJ!!
そしてMJがピーターとの初対面の時に発した言葉 〝Face it Tiger...〟 を再びピーターに囁き・・・2人は徐々に暗闇に包まれ消えていきます・・・
次頁ではピーターがフォレストヒルズの自宅のベッドの上で目覚めるシーンになります。もちろん階下にはメイ伯母さんがピーターのために朝食の支度をする姿が・・・。
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ところでこの〝メフィストによる歴史改変事件〟は本国アメコミファンの間ではかなり評判はよろしくないようで、95年の「クローンサーガ」の例を出し、「それ以上の酷さだ!」との声もあるようです。
都合の悪いことは無かったことにするのが、アメコミの常套手段なのは充分理解できますが、
「ハウス・オブ・エム」(スカーレット・ウィッチの能力によりピーターは一時別の人生を歩む。ベン伯父さん健在。グウェンと結婚など)。→「ジ・アザー」(蜘蛛糸が直接腕から出るようになる。腕から槍のようなものが出る)→「シビルウォー」(正体を世間に公開。アベンジャーズに入る)とここ最近のストーリーの流れは私のイメージする〝本来のスパイダーマンの姿〟からはどんどんかけ離れていき、とどめが「ワン・モア・デイ」(あんな事やこんな事がなかったことになる)です。
これは上記「クローンサーガ」→「チャプターワン」の悪しき流れを軽~く凌駕します。
とはいえ「スパイダーマン」は私にとってもはや生活の一部、一生付き合ってゆく大切な趣味なので、これまでどおり一喜一憂しながら今後の成り行きを見守っていきたいと思います。
■補記■
Marvel Spotlight : One More Day Brand New Day
「One More Day」のライター、ジョー・ケサーダとJ.マイケル・ストラジンスキーのインタビュー、「Brand New Day」の4人のライターのインタビュー記事が収録されています。
そして裏表紙には今後の「Brand New Day」の展開が掲載されています。※2月に登場する新キャラ(右上)は容姿やキャラ名(Jackpot)から想像すると・・・まさかですよね。
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