エンパイヤ・ステート大学でのピーターの恩師でありながら、グエンの死をきっかけに殺人鬼・ジャッカルへと変貌してしまったマイルズ・ウォーレン教授。彼はDNAを改造し様々なクローン人間を作ってスパイダーマンに復讐を企てました。
そこで今回はウォーレン教授が現在密かに画策しているクローン実験ファイル・5例をこっそりご紹介したいと思います。この実験は2体の怪人のDNAを掛け合わせ、それぞれの特長を活かしつつ、対スパイダーマン用の超スーパー・ヴィランを開発させようとするものです。
・・・といってもこれは実際にコミック誌上であった話ではなく、1994年に発売されたトレーディングカード『Fleer Ultra Spider-Man』内の企画の一つとして登場したものです。
File No.001 【CLAW-HIDE】(RHINO + PUMA)
ライノの遺伝子・・・怪力。分厚い鋼鉄を引き裂く角。激しい爆発の衝撃にも耐える皮膚。
ピューマの遺伝子・・・優れた反射神経。非常に鋭い感覚。そして鋭い爪。
最強の力に凶暴性を兼ね備えたCLAW-HIDE。この組み合わせならハルクにも勝てる!?
File No.002 【DOPPEL SHOCK】(DOPPELGANGER + SHOCKER)
ショッカーの持つ振動波発生装置が、ドッペルゲンガーと融合させることにより装置は六連式となり、DOPPEL SHOCKは少なくとも従来の3倍の射撃能力を持つ。さらに残虐性があり、鋭い歯、蜘蛛の機敏さを有する。
File No.003 【KING CARNAGE】(KINGPIN + CARNAGE)
大富豪で、ある種のカリスマ性を持ち暗黒街を支配したキングピン。そんな彼と赤い殺戮の悪魔カーネイジが組み合わされればもはや怖いものは何もない。
KING CARNAGEは犯罪帝国の王として君臨し、そして逆らうものは誰もいない!
File No.004 【MYZARY】(MYSTERIO + LIZARD)
知的技術を駆使し幻覚作用で敵を陥れるミステリオ、かたやトカゲの機敏さ、残忍な本能を持つリザード、という相反する2体を合体させたのがこのMYZARY。
外見的特徴は、ミステリオのシールドとマント、リザードの鱗、尻尾、爪など。
File No.005 【SCAVENGER】(VERMIN + VULTURE)
鼠(ヴァーミン)と禿鷹(ヴァルチャー)の2つの腐食動物が融合すれば、凶暴な獣SCAVENGERが誕生する。
SCAVENGERは人肉を好み、その行動範囲は地中深くから空高くまで非常に広範囲である。
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いかがでしたでしょうか。もしもこんな〝とんでもない怪人〟たちが実際に作られたら大変なことになりますね。
それにしてもどの怪人もユニークで、フィギュア化してほしいものばかりです。
そうそうMYZARY(ミザリー)などのネーミングも凝ってますね。
なお似たような企画では以前(1997年)トイビズからArachnophobiaというフィギュアがリリースされています。
http://www5c.biglobe.ne.jp/~spa-girl/78289794/
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