Amazing Spider-Man #169(1977年6月号)
カバー絵・Al Milgrom
※個人的に最も気に入っているジェイムソン・カバー
その他のジェイムソン・カバー
左より、
Web of Spider-Man #13(1986年4月号)
Untold Tales of Spider-Man #4(1995年12月号)
Daily Bugle #2(1997年1月号)
Spider-Man's Tangled Web #20(2003年1月号)
スパイダーマンの敵といえばグリーン・ゴブリン、ドクター・オクトパス、ベノム等が挙げられますが、ひょっとして最大の敵はこのJ・ジョナ・ジェイムソンかもしれません。
何しろ彼は自分が新聞(デイリー・ビューグル紙)の編集長をしていることをいいことに、事あるごとにスパイダーマンを叩きます。時に大衆は、その情報操作によりスパイダーマンを敵視することも何度かありました。
また金に困っている私立探偵・ガーガンをファーリー・スティルウェル博士に依頼し、スパイダーマンに対抗する超人に改造するつもりが、悪の怪人スコーピオンを生み出してしまったり、
Amazing Spider-Man #20(1965年1月号)より
科学者(スマイス教授)に開発費を出し、何度もスパイダーマン捕獲ロボットを造らせたりもしました。
Amazing Spider-Man #58(1968年3月号)より
しかしスパイダーマンとしては、決して悪人ではない彼をこらしめることは出来ても、倒すことは出来ません。実にやっかいな存在なのです。
ところがそんな彼(ジェイムソン)にとって実にショッキングな出来事が起こります!
そう、今マーベルコミック誌上で行われているクロスオーバー「シビル・ウォー」でスパイダーマンは政府記者会見の席上、正体をピーター・パーカーだと明かしてしまったのです。
デイリー・ビューグルのオフィスでこの模様をテレビで観ていたジェイムソンの胸中は察するに余りあります。
Amazing Spider-Man #533(2006年8月号)より
ジェイムソンは息子のように思っていたピーターに裏切られた思いで怒りを顕にします。
と同時に言葉にはできない一抹の寂しさのようなものも感じとれます。
まだまだこの「シビル・ウォー」は始まったばかり。いきなりの正体暴露でつかみはバッチリといったところでしょうか。ヒーロー登録法によるヒーロー同士の戦いも気になりますが、スパイダーマン=ピーターの正体を知ったジェイムソンが、果たしてこの後どういった行動に出るのかも非常に気になるところです。
【ジェイムソン・ファイル】
初出:Amazing Spider-Man #1 (1963年3月号)
Real Name: J Jonah Jameson
Height: 5'11" (180㎝)
Weight: 210 lbs (95㎏)
Eyes: Blue
Hair: Black with Grey at temples
【ジェイムソン・フィギュア】
ジェイムソン初のフィギュアはボックスセットMONSTER MAYHEM (1998年) にエントリー。
単独パックとしては、SPIDER POWER シリーズ2 (1998年)で登場。
そしてMOVIE SERIES1 (2001年) でも発売されました。
本物そっくりです。気持ち悪いほど似ています(笑)↓
【ジェイムソン・その他】
その他にジェイムソンはミニメイツ(2004年製)
ミニバスト(ダイヤモンドセレクト、2006年製)としても発売されています。
※ジェイムソンの手には因縁のスコーピオンのコスチュームが・・・
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